2016.06.23落書きってレベルじゃねぇぞ!!

絵に魂が宿るまで描き込んでいくのが、原哲夫の流儀。

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今回も、落書きではありませんが、非常に貴重な1枚をご紹介。そうです。この写真の右側に見切れている手こそが、名作を生み続ける原哲夫の右手。まさにペンを入れている貴重な瞬間をおさめた1枚なんです。

目を見張るべきは、やはりこの描き込みの量。赤、青、黒、さまざまな色のペンで、数千の、いや数万もの線が幾重にも描き込まれているのが分かります。

それによって、人物の立体感や質感が足されていくだけでなく、絵が持つ意味合いや、絵の奥に宿る心魂までも増していくように感じます。

刀を持ちながら、不敵な笑みを浮かべる『いくさの子 織田三郎信長伝』の主人公、信長。歴史を動かすような大きな企てをしているのか、はたまた次なる戦への自信の表れなのか……。見る側の想像も、果てしなく広がっていきますね。

ひとつの絵が完成に至るまでに、ここまでの描き込みをしているという、原哲夫の本質的な部分が、よく伝わってくる1枚でした。

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