トピック先生、ひと言いいですか

Vol.12 活版部門 エイミー・オーさん 中編

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原哲夫と共に働くたくさんのスタッフを、抜き打ちでチョクゲキ!! 普段は見ることのできない原哲夫の素顔や、仕事のこぼれ話を大バクロするこのコーナー。第12回の今回は、活版部門のエイミー・オーさんに登場していただきました!

「実はこのコーナーへの出演も断ろうと思っていた」と話すエイミー・オーさん。昔から、表舞台に出るのは苦手で、裏方でコツコツと何を作ったりするのが大好きだったそうです。
様々な職業を経て、晴れて小さな頃から思い描いていた、絵を描く仕事に就いた彼女から、
どんな言葉が出てくるのか、とっても楽しみですね。

来てみてビックリ。先生のおちゃめさにもビックリ。
ココのスタジオは、私がイメージしていたマンガ家のアシスタントの現場とまったく違います。もっとせまくて、ゴチャゴチャして……って思っていたら「普通にオフィスだ!」って(笑)。就労状況ももっと過酷だと思っていました。もちろん大変な仕事ではあるんですけど、お休みもきちんともらえるし、仮眠室もあれば、お茶やコーヒーも飲み放題で、食事のスペースもあります。あと、スタッフも多いし、若い人が多いことにも驚きましたね。

先生にかけてもらった言葉で印象に残っているのは、「演歌歌手に似ているね」っていう……。「演歌歌手の誰に」ってわけじゃないんです。「演歌歌手にいそうな顔」らしいです (笑)。先生は思ったことをサラッと言うので、その遠慮がない感じが気持ちがいいですよ。私はないですけど、他のスタッフは、普通に考えたらすごく失礼なことを言われたり。詳しくは……想像にお任せします(笑)。でも、おちゃめな先生のキャラがあるから許されるんでしょうね。

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今、働き初めて1年半ほど。まだ先生に怒られたりすることはないのですが、もちろん様々なアドバイスはいただきますよ。たとえば、女性のしぐさにこだわりが強く「科(しな)を作らないとダメだ」と言われて。先生はよく、実際に演じながら教えてくれるんです。「手の向きは、こうじゃなくて、こう!」みたいな(笑) 。先生がやるとすごく色っぽく見えるからすごいですよね。
先生に近づくために、とにかく描き続けるのみ!
仕事で意識しているのは、とにかく男性キャラはイケメンに、女性キャラはキレイに描くこと。先生の言葉を借りると「神話に出てくる」ようなイメージでしょうか。私の場合は、ココに来るまでに自分で描いていた絵のタッチと先生のタッチがまったく違います。筋肉の表現などは、特にそうですね。やっぱり女性の作家さんは筋肉をあまり描かずに、スラっとした線を描くことが多いと思います。

そうやって日々勉強を続けて、一歩でも先生の絵に近づきたいですね。今はまだ、私を含めてスタッフそれぞれにクセがある状態で、実際に発行された月刊誌を見ると、どのコマを誰が担当したか分かるんです。でも、それじゃダメ。もちろん、自分がココで働くまでは、そんなことは分からず、すべてのコマを作家さんの絵のように思っていましたけどね。

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いま伸ばしたい技術は、やっぱり筋肉かな。例えば女性の髪の毛など、細い線は、まだ得意な方なんですけどね。先輩に「ここ、筋肉の付き方が違うよ!」なんてアドバイスをもらうこともあります。あとは基本的なデッサン力。ただ、先生からも「描いていけば、かならず上手くなる」と言われているので、とにかく描いていくのみです。
(後編につづく)