トピック先生、ひと言いいですか

Vol.12 活版部門 エイミー・オーさん 前編

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原哲夫と共に働くたくさんのスタッフを、抜き打ちでチョクゲキ!! 普段は見ることのできない原哲夫の素顔や、仕事のこぼれ話を大バクロするこのコーナー。第12回の今回は、活版部門のエイミー・オーさんに登場していただきました!

「実はこのコーナーへの出演も断ろうと思っていた」と話すエイミー・オーさん。昔から、表舞台に出るのは苦手で、裏方でコツコツと何を作ったりするのが大好きだったそうです。
様々な職業を経て、晴れて小さな頃から思い描いていた、絵を描く仕事に就いた彼女から、
どんな言葉が出てくるのか、とっても楽しみですね。

親の理解と影響。でも、一度は諦めた……
他の人もみんなそうだったようですが、私も小さな頃から絵やマンガを描くのが好きで、外で友達と遊ぶよりは、1人で絵を描いているような子どもでした。母親も最初はそんな私を心配していたようですけど、そのうちに「こういう子なんだ」って理解を示して、そこを伸ばしてくれたみたいですよ。小学校の頃には、もうストーリーのあるマンガを描いていました。

父親も少し変わった人で、私が小学生の時に、仕事をやめて陶芸家になったんです(笑)。自分が好きなことに対して前のめりになる性格は、父親の影響かも知れませんね。父は今でも陶芸をやっていますよ。別に作務衣を着ていたりするわけではないですけど、ヒゲがボーボーで、いわゆる陶芸家っぽい見た目ですね(笑)

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高校を卒業した後、やはり絵を描いたり、モノづくりに関わったりする仕事に就きたくて、デザイン系の専門学校に行ったんですが、3年間そこで勉強した結果、「これは、向いてないな」と(笑)。そういう学校なので、とうぜん絵が上手い人が周りにたくさんいて、自信をなくしたんです。
結局、デザイン関係の仕事には就かず、本屋さんで働いたり、幼稚園で保育士さんのお手伝いをしたり……。もちろん、趣味で絵やマンガは書き続けていましたけどね。
子どもと接するうちに溢れ出した、封じ込めていた思い。
幼稚園に勤めてる時に、園児たちに「絵を描いて!」ってせがまれることが多くて、すると当然、普通の人よりは描けるので「先生、上手だね!」って言ってくれるんですよね。また、他の保育士さんからも、イラストを頼まれることもよくありました。そんなことを続けているうちに、専門学校の時に失った自信を少しずつ取り戻すことができたんです。

あと、子どもたちって、やっぱり将来の夢とか、自分の好きなことに対して、すごく正直なんですよね。そんな姿を見ているうちに、私も絵を志していた頃の気持ちを思い出したんです。「私、やっぱり絵が描きたい!」っていう思いが大きくなっていって。なんだか、歌の歌詞みたいですよね(笑)

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それで、幼稚園を辞めて、先にこのスタジオで働いていた知り合いに「募集しているよ」って声をかけてもらって、トントン拍子で決まりました。
ただ正直な話、それまで原先生の作品は読んだことはありませんでした。もちろん、採用していただいてから一通り読んだんですけど「これはヤバいな……」「やっていけるかな……」って、決まってからすごく焦りましたね……(苦笑)
(中編につづく)