トピック先生、ひと言いいですか

Vol.5 活版部門  人物線画担当 熊谷雄太(くまがいゆうた)中編

人物線画担当 熊谷雄太(くまがいゆうた)

原哲夫と共に働くたくさんのスタッフを、抜き打ちでチョクゲキ!! 普段は見ることのできない原哲夫の素顔や、仕事のこぼれ話を大バクロするこのコーナー。5回目となる今回、登場していただくのは、活版部門・線画担当の熊谷雄太さんです。

自ら調べた人体の構造を示す図が一面に貼られるなど、誠実な人柄がデスク周りにすらあらわれている熊谷さん。しかし、お話をしてみると、とってもファンキー&ナイス・ガイ!! 原先生のこと、作品のこと、ご自身のこと……気さくに語ってくれました♪

原先生に怒られると思いきや……。
以前、昼休憩にご飯を食べながら、ホワイトボードに勝手に落書きをしていたことがありました。その時、何となく描いてそのまま消すのを忘れちゃったんです。描いたらもう、満足なので(笑)。本当にインスピレーションだけで、適当に描いたものなのに、そのままにしちゃって……。

で、後になって人から聞いた話なんですが、その落書きを先生が見たらしいんです。そのホワイトボードは、本来は仕上がった原稿を貼る場所だし、「こんなところに落書きをするなっ!」って怒られるのかなと思ったら、「描くなら、もっとデカいところに描けっ!!」って(笑)

人物線画担当 熊谷雄太(くまがいゆうた)

その結果、今はもっと大きいホワイトボードに落書き用のスペースがもうけられて、スタッフみんなが書いています(笑)。最初は「しまった!! 先生、消し忘れてごめんなさい!」って、かなり焦ったんですけど、むしろ「どんどんやりなさい」っていう。「オレも見たいから」みたいな(笑)。いつも厳しいけど、やっぱり先生の心は広いですね。
絵の答えは、○○○にある!!
原先生からもらった言葉の中で、心に残っているのは、「答えは世の中にある。探してこい!」っていうこと。なんだか、カッコいいですよね。どういう時に言われたかというと、先生に絵をチェックしてもらう時に、「何を参考にした?」「どういうイメージで描いたの?」と聞かれるので、「○○で○○に解釈して描きました」と、自分なりの答えを返すんです。

でも先生は「それだけじゃ足りない」「もっといろいろ探してこよう」とアドバイスをくれます。先生自身も、作品を生み出すためにいろいろな苦しみや経験をしていると思います。僕も机に座って落書きをしているだけじゃダメだなと。もっと探しにいかないといけません。

人物線画担当 熊谷雄太(くまがいゆうた)

とにかく先生の目はすごいんです。自分では良くできたと思って作品を持って行っても、アッという間に「ここ、おかしくない?」って気づかれます。最初は「えっ? どこ? おかしくないよ!」って思うんです。でもよく見てみると、やっぱりおかしい(笑)。なんで、そんなに細かいところに、すぐに気付けるんだろうっていうくらいすごいです。見ている所も、その深さもぜんぜん違いますね。
(後編につづく)