トピック先生、ひと言いいですか

Vol.1 活版部門/ キャラ線画担当森本尚司(もりもとたかし)前編

原哲夫と共に働くたくさんのスタッフを、抜き打ちでチョクゲキ!! 普段は⾒ることのできない原哲夫の素顔や、仕事のこぼれ話を大バクロするこのコーナー。第1回目に登場していただいたのは、キャラ線画担当の森本さんです。
原先生の下について、はや4年。それまでも著名な作家さんのもとで活躍してきた森本さんの目から見た原哲夫とは、いったいどんな人?? 今日は、先生はもう帰宅済み! 後のことは気にせず、ぜんぶ教えて(笑)

投げると見せかけて……、ズコー。アレ? 先生って、意外とオチャメ!?

一緒に働いているとはいえ、原先生と直接お話をすることはあまりありません。当たり前ですけど、超ビッグな方ですし、当然ボクの中でも特別な存在。さらに絵に対して常にストイックで、スタッフに対しても、厳しい姿勢を決して崩さない方なので、フランクに話しかけるのは恐れ多くて……。ただ、仕事とプライベートのオン・オフをきちんとされるので、いったん仕事場をはなれると、意外と気さくに接してもらえたり、冗談を言ってくれることもあるんですよ。例えば年に2〜3回、開催される食事会。我々のような作画スタッフだけでなく、編集や広報など、裏方に回ってくれる社員さんを含めた全てのスタッフが参加する食事会があります。原先生がみずから主催して、ボクたちをねぎらってくださるんです。すごいですよ。全員ハズレなしで、豪華な賞品が用意されていて。それも、すべて先生の自腹で。総額、何ケタになるんだよ!! っていう(笑)

ボクはそういうイベントのビンゴ大会で、司会をすることがよくあるんですが、いつも同じだと面白くないので、趣向を凝らす意味でも、一度、原先生にダーツを投げてもらうことにしたんです。すると、こちらからお願いをしたワケでもないのに、ダーツを投げる瞬間に、身体ごとコケるアクションを入れてくれて(笑)。意外にサービス精神が旺盛で、人を楽しませるのが好きなんですよね。
数少ないチャンスを求めて、スタッフの行列も!!

そういう場だと、ボクから見ても「こいつ、さすがにそれは失礼だろ……」と思うようなふるまいをする後輩がいるんですよね。そんなスタッフに対しても、おだやかに対応してくれるんです。前の食事会でも、男性スタッフで先生を囲んでいて、話を聞いていたんですが、トークの最後の“大オチ”が来そうなタイミングで、とある後輩スタッフがパクパクとモノを食べていたんです。そういう時は何も食べずに、耳を傾けるのが一般的なルールじゃないですか(笑)。それを見て、ボクが「オイオイ、お前さぁ……」って、注意をしようとすると、先生が「そんなの、別にイイよ!」って制してくれて。さらに、その後輩に「でも、下っ端だったら、食事のとりわけくらいは率先してやった方がいいかもな」と、やんわりとフォローの言葉を残していたのも、すごく印象的でしたね。

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そういうキャラもあってか、食事会ではすごい人気です。先生と話がしたくて、スタッフの行列ができるんですよ。やっぱり普段はなかなか話もできないんでね。だから、なるべくシャッフルして、たくさんのスタッフが先生と直接、交流ができるようにしているんです。
(中編につづく)