トピックハラメモ

白目むいちゃ、ダメ! 魂がどこかに行くのも、ダメ!!

waru

ブラックジョーク大好き。世の中には出せない「ピーーー」トーク満載。少年ファンには決して見せられない、原哲夫のもうひとつの姿……。
それが『ワルテツオ』
今回は、先生のマンガの描き方における七不思議……とまではいかないけれど、「なぜ先生は○○を使わないの?」という素朴な疑問が解決されます。

意外なあの大先生からの影響で……

ーー先生、こんにちは! あ、ペン入れ中ですか?

原:うん、そうだよ。締切も近いから、頑張らなくちゃ。

ーーそういえば、今さらではありますが、先生はなんでパソコンを使ってマンガを描かないの? スタッフはみんなパソコンなのに……。

先生の事務所に入ってまず驚くのは、広々としていてまるで一般企業のオフィスのような空間であること。そして、たくさんのスタッフが、みんなパソコンで仕事をしていることが挙げられます。にも関わらず、先生のデスクにはパソコンがなく、たくさんのペンや筆、そして大量の紙があるばかり。

原:たしかに僕はパソコンは使わないね。スタッフのみんなにパソコンを使わせているのは、実は寺沢武一先生の影響なんだ。

ーーえ? そうなんですか!? 寺沢先生と交流があるの?

原:そうだね。だいぶ昔の話だけど、仲良くさせて頂きました。寺沢先生のアメコミ風のタッチがかっこよくて、僕はアシスタントに応募したくらい尊敬していたんだ。

『コブラ』の作者として名を馳せる寺沢武一先生は、マンガの制作現場にはじめてパソコンを導入したマンガ家としても知られています。

4W1A3601

アナログな方法を貫き通す先生の姿は、“職人”っていう感じがしてかっこいい!

原:もう20年くらい前かな? 寺沢先生とモンキーパンチ先生と一緒に、アメリカのサンディエゴで開催されるマンガのコンベンションに行ったことがあるんだ。

ーー寺沢先生に加えて、『ルパン三世』のモンキーパンチ先生も?? すごいメンツですね!

原:そんなご縁から、寺沢先生の事務所に見学に行かせてもらったんだ。そこで始めてパソコンでのマンガづくりを見たの。それはもう驚いたもんだよ!

現在では当たり前となっている『フォトショップ』というソフトを使ったマンガ制作。当時はかなり珍しかったようですね。

ーーそれでスタッフにはパソコンを用意したってことですね。

原:うん。「何度でもすぐに修正できる!」「ハイテク‼ これ使える‼」とか思ってさ。

ーーそれは分かるけれど、じゃあなんで先生はパソコンでやらないの?

ワルテツオ:ん? 僕はちょっと…… ハッキリ言ってめんどい! キーボードを見るだけで、白目むいて、魂がどっかに行っちゃうんだから。ダメダメ。ダメだー!!

ーーえ、めんどくさいからこそ、パソコンを使って効率化するんじゃないのかな……。

原:だから人にやらせよう!って…えへ(笑)

ーーこらーー! 悪い顔してるーー!

やっぱり人には向き不向きがあるんでしょうか……。原先生には、白目にならないように、これからもアナログな方法で頑張ってもらいましょう。

次回もお楽しみに!