トピック先生、ひと言いいですか

Vol.14 活版部門 もちづきひいろさん 前編

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原哲夫と共に働くたくさんのスタッフを、抜き打ちでチョクゲキ!! 普段は見ることのできない原哲夫の素顔や、仕事のこぼれ話を大バクロするこのコーナー。1年ぶりとなる今回は、活版部門のもちづきひいろさんの登場です!

社歴はスタッフの中でもっとも浅いながらも、すでにコミックゼノンWEBの立ち読みページにて、自身の作品『Going』が掲載されたことがあるもちづきさんからは、どんな言葉が飛び出すのか? いざ、Going!!

自身が実際に体験した感動を伝えるために。
ボクは小、中、高と、バレーボール漬けの学生時代を過ごしました。だから、その頃はマンガを描くこともまったくなかったんです。ただ、マンガを描きたいと思ったのもバレーボールが理由なんです。

ボクの高校のバレー部が新人戦という大会に出た時に、地区の準々決勝で、フルセットで負けた高校がありました。その後、高校の最後の大会で、また同じシチュエーションで同じ高校と対戦することになって、今度はフルセットで勝つことができ、チームメイトみんなで涙を流して喜んだんです。その時に、この感動や興奮を伝えることができればいいなって思ったのが、マンガを描こうと思ったきっかけですね。

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高校を卒業した後、学費を貯めるために1年間バイトをしてから、上京してマンガの専門学校に入りました。だからボクのスタートは20歳くらい。他のスタッフが、みなさん、小さな頃から描いていたっていうエピソードを話しているので、ボクは……遅すぎて、ヤバいですね(苦笑)
賞を獲得。順風満帆のスタート! と思いきや……
専門学校の頃からずっと持ち込みはやっていましたよ。身の程知らずだったんでしょうね。その後、原先生も連載をしている『コミックゼノン』の賞をいただくことができて、先生の担当編集者さんに、ボクも担当してもらうことになりました。

賞をとった後、読み切りなど次のステップに進むために打合せをする中で、編集者さんに「絵の力が足りていないから、武者修行にいってこい」と言われて。ボクもそれは実感していたので、「はい。どこに行けばいいんですか?」と聞くと、なんと、原先生の事務所だと……。当然、ビビりましたよ。やっぱり大先生ですから。静かにしないといけない打合せ室で「何いってんですか!!!!!」って大声を出した記憶があります(笑)

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賞をいただいたのは『Going』というバレーボールを題材にした作品です。当時のボクのマンガは、バレーボールものばかり(笑)。ストーリーも決まっていて、だいたいチビの主人公が上級生の先輩に背が小さいことを理由に門前払いされるんです。そんな逆境の中で、先輩に自分を認めさせるっていう。今でもWEBで見られると思いますよ。

(中編につづく)